2025年9月11日、東京都心では突発的なゲリラ雷雨により、目黒川やその支流である妙正寺川・野川・仙川などで急激な増水が確認され、目黒川では「氾濫危険情報（警戒レベル4相当）」が発表されました。
特に目黒区・品川区では浸水の可能性が高まっており、地域住民には「川の近くに近寄らない」「垂直避難（上階へ移動）」の徹底が呼びかけられています。
この記事では、目黒川の現在の水位状況・ライブカメラの確認方法・避難の判断基準・過去の事例から見るリスクまで詳しく解説します。
夜間や雨天での避難が危険な状況では、正確な情報をもとに冷静に行動することが求められます。
目黒川の氾濫2025現在の水位状況と氾濫危険箇所
気象庁および国土交通省の発表によれば、以下の観測所で氾濫危険水位またはそれに近い水準に達しています。
目黒川（青葉台水位観測所）
- 対象地域：目黒区・品川区
- 状況：氾濫危険水位に接近中
妙正寺川
- 鷺盛橋（中野区）…新宿区・杉並区への浸水リスクあり
- 千歳橋（中野区）…中野区・新宿区に影響の恐れ
野川・仙川
- 世田谷区・調布市・三鷹市など広範囲に浸水のリスク
今後の降雨によってはさらに状況が悪化する可能性があり、特に川沿いの低地や地下施設にいる方は、早めの避難準備・上階への移動を推奨します。
目黒川の氾濫2025ライブカメラ映像とリアルタイム水位の確認方法
氾濫の危険があるときに頼りになるのが、ライブカメラとリアルタイム水位情報です。
視覚的に現在の川の様子を確認することで、実際にどれほど危険なのかを把握できます。
目黒川の現在の水位もライブカメラで確認することができるので、決して川に近づいたりしないようにしてください。
主なライブカメラ設置箇所（目黒川）
- 中目黒駅付近
- 東山橋（中目黒エリア）
- 大崎広小路（五反田〜大崎エリア）
- 青葉台周辺
目黒川も危険水域だって！😱
— のあこ (@noasophiaNT) September 11, 2025
お近くの方、気をつけて！
↓ライブカメラ映像↓ pic.twitter.com/4kAQtrKShu
二子橋
確認できる公式サイト
- 国土交通省「川の防災情報」： https://www.river.go.jp/
- 東京都建設局「東京の川と水防」： https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/
ライブカメラの見方（簡単ガイド）
- サイトにアクセス
- 地図から「東京都」→「目黒川」周辺を選択
- カメラマークをタップ（またはクリック）で映像確認
- 水位計グラフも併せてチェック！
ライブカメラ映像は数秒ごとに自動更新され、川の水位が護岸を超えそうになっていないか、橋脚が隠れていないかなども目視で確認できます。
また、XなどのSNSでも「#目黒川」「#ライブカメラ」のハッシュタグを検索すれば、実際の現地映像をシェアしている投稿が多く、リアルな声を拾うことも可能です。
目黒川の氾濫2025避難の目安と「垂直避難」の判断基準
目黒川で警戒レベル4が出された現在、「避難のタイミング」と「避難先」の判断が命を守る行動につながります。
避難の目安チェックリスト
- 浸水想定区域に自宅がある（ハザードマップで確認）
- 川の水位が橋の下ギリギリまで達している
- 近所の道路が冠水しはじめている
- 区役所・自治体から避難情報が発令されている
ただし、夜間の避難はかえって危険を伴う場合があります。
その場合は、
- 高層階に移動（垂直避難）
- 地下にいる場合はすぐに地上へ
- 懐中電灯・モバイルバッテリー・飲料水を手元に確保
を基本に、安全を最優先とした行動を心がけてください。
都市型河川・目黒川のリスクとは？
目黒川は、見た目には穏やかですが、周囲は急な坂道やアスファルト舗装が多く、雨水が地面に吸収されずに一気に川へと流れ込みます。
そのため、わずか数十分の集中豪雨で一気に氾濫リスクが高まるのが都市型河川です。
過去にも以下のような事例があります。
過去の氾濫事例
- 2005年9月：台風14号接近で中目黒付近が冠水、地下店舗が浸水
- 2010年夏：ゲリラ豪雨で大崎・五反田周辺が冠水、車が立ち往生
- 2019年台風19号：避難所が開設され、多くの住民が一時避難
このように、都市部の河川では堤防の耐久力や地形の影響で被害が急拡大する可能性があるため、日ごろからの備えが極めて重要です。
目黒川の氾濫2025避難先と備えのチェックポイント
指定避難先や事前の備えのチェックポイントも確認しておきましょう。
指定避難所の例（目黒区）
目黒区は「住んでいる場所ごとに避難所が指定されていない」ため、付近の安全な避難所を自由に選べます。
- 中目黒公園一帯
- めぐろ学校サポートセンター
- 中目黒小学校
- 菅刈公園
- 目黒学院中学校・高等学校
目黒川付近の避難場所が分かるサイト
避難のレベル判断
- レベル3：高齢者・障害者など避難開始
- レベル4：全員避難（現在ここ）
- レベル5：命を守る行動を（避難困難）
また、避難グッズ・非常持ち出し袋の準備や、家族・ペットとの連携手段も事前に確認しておくことが望ましいです。
まとめ
目黒川の氾濫危険情報は、単なる「注意喚起」ではありません。
実際に危険な状況が迫っていることを意味しており、特に川沿いに住む方・地下施設で過ごす方は即時行動が必要です。
- 川には近づかず
- 高い場所に避難し
- ライブカメラや水位情報で状況を判断
- 警戒レベルに応じた避難判断を
正しい情報をもとに、冷静に行動すれば、防げる被害は確実にあります。
どうか一人でも多くの命が守られますように。
あなたの「備え」が、あなたの命と家族を守ります。