ラグビーニュージーランド代表のオールブラックスが、試合前に披露することで有名な「ハカ」。
屈強な選手たちが、目を剥き舌を出し大声で叫ぶ!!
凄い迫力でついつい圧倒されちゃいますよね。
オールブラックスが披露する「ハカ」には、【カマテ】と【カパオパンゴ】の2種類があります。
さて、【カマテ】・【カパオパンゴ】どのように使い分けしているのでしょうか?
そして一体なんて言ってるのか日本語の歌詞や意味が気になりますよね!
そこで今回は、
- ハカなんて言ってる?【カマテ】の日本語(カタカナ)歌詞と意味
- ハカ【カマテ】の動画
- ハカなんて言ってる?【カパオパンゴ】の日本語(カタカナ)歌詞と意味
- ハカ【カパオパンゴ】の動画
- ハカのカマテとカパオパンゴの使い分けや選び方
について調査しました。
日本語(カタカナ)歌詞や動画もありますので、ぜひ最後までご覧ください^_^
ハカなんて言ってる?【カマテ】の日本語(カタカナ)歌詞と意味
ハカの中でも、オールブラックスで1番披露される機会の多いのが【カマテ】。
では早速、ハカ【カマテ】の歌詞をご紹介します。
<リード>
Ka mate, ka mate!
カ マテ! カ マテ!
<コーラス>
ka ora! ka ora!
カ オラ! カ オラ!
<リード>
Ka mate, ka mate!
カ マテ! カ マテ!
<コーラス>
ka ora! ka ora!
カ オラ! カ オラ!
Tēnei te tangata pūhuruhuru
Nāna nei i tiki
mai whakawhiti te rā
テネイ テ タナタ プッフル=フル
ナア ネ イ ティキ
マイ ファカ=フィティ テ ラ!
Ā, upane! ka upane!
Ā, upane, ka upane,
whiti te ra!
ア ウパネ! カ ウパネ!
ア ウパネ! カ ウパネ!
フィティ テ ラ!
参考:Webサイト『世界の民謡・童謡』
さて、【カマテ】は一体なんて言ってるのでしょうか?
ハカ【カマテ】の歌詞の意味が分かるように、日本語で書いた歌詞がこちらです。
私は死ぬ! 私は死ぬ!
私は生きる! 私は生きる!
(リピート)
見よ、この勇気ある者を。
この毛深い男が 太陽を呼び 輝かせる!
一歩上へ! さらに一歩上へ!
一歩上へ! さらに一歩上へ!
太陽は輝く!
参考:Webサイト『世界の民謡・童謡』
【カマテ】は、マオリのンガーティ・トア族の首長テ・ラウパラハが1820年代に作ったものです。
歌詞は、生命をかけ力強く魂がこもった内容になっていますね。
オールブラックスの選手が、【カマテ】を披露する時に感じた気迫や、湧き出るエネルギーの理由が分かった気がします。
ハカ【カマテ】の動画
ハカ【カマテ】の動画はこちらです。
何度見ても凄い迫力ですね!
踊りも力強く足を踏みしめ、両手を振り上げ体を叩く。
対戦相手に対する威嚇とも捉えられますが、自分たちのチームの士気を高め、対戦相手に対しての尊敬をこめているそうです。
ハカなんて言ってる?【カパオパンゴ】の日本語(カタカナ)歌詞と意味
【カマテ】に比べあまり披露されることのない【カパオパンゴ】ですが、こちらも歌詞をご紹介していきます。
Taringa whakarongo!
Kia rite! Kia rite! Kia mau!
Hi!
タリンガ ファカロンゴ!
キア リテ! キア リテ! キア リテ マヌ!
ヒ!
Ki-a whaka-whenua au i a-hau!
Hi! Au-e, Hi!
Ko Aotearoa e ngu-ngu-ru nei!
Au, Au, Au-ë Ha!
Ko kapa o pango e ngu-ngu-ru nei!
Au, Au, Au-ë Ha!
I ahaha!
キア ファカフェヌア アウ イ アハウ!
ヒ、 アウエ! ハイ!
コ アオテアロア、 エ ングル ネイ!
アウ! アウ! アウエ、 ハ! ヒ!
イ アハハ!
Ka tū te ihi-ihi
Ka tū te wana-wana.
Ki runga ki te rangi
E tū iho nei
E tū iho nei. Hi!
カ トゥ テ イヒ イヒ
カ トゥ テ ワナワナ
キ ルンガ イ テ ランギ
エ トゥ イホ ネイ
エ トゥ イホ ネイ、ヒ!
Ponga rä!
Kapa o Pango,
Au-e, Hi!
ポンガ ラ!
カパ オ パンゴ!
アウエ、 ヒ!
Ponga rä!
Kapa o Pango,
Au-ë, Hi!
HA!!!
ポンガ ラ!
カパ オ パンゴ!
アウエ、ヒ!
ハ!
参考:
Webサイト『世界の民謡・童謡』
https://dunedin-nz.com/haka-kapa-o-pango/
【カパオパンゴ】の歌詞の掛け声の部分は訳者によって若干異なる部分があるようでした。
さて、【カパオパンゴ】は一体なんて言ってるのでしょうか?
ハカ【カパオパンゴ】の歌詞の意味が分かるように、日本語で書いた歌詞がこちらです。
いいか、よく聞け!
戦いに備えよ!踏ん張れ!
我らは祖国と一つ!
ニュージーランドはここに響き渡る!
オールブラックスはここに響き渡る!
恐れと向き合え!
恐怖と戦え!
天まで届く勢いで
戦い上がれ!
高みを目指せ!
シルバーファーン!
オールブラックス!
シルバーファーン!
オールブラックス!
参考:Webサイト『世界の民謡・童謡』
ハカ【カパオパンゴ】はオールブラックスの為に作られた曲です。
2005年の南アフリカ戦で、初めて披露されました。
【カパオパンゴ】とは黒のチームという意味で、歌詞に出てくるシルバーファーンとはニュージーランドの国章のシダのことだそうですよ。
オールブラックスのエンブレムにもシルバーファーンが描かれていますよね。
ラグビーオーストラリア代表の愛称はワラビーズだが、ニュージーランド代表オールブラックスのエンブレムの方がワラビーズっぽい#ラグビーワールドカップ #オールブラックス#ワラビーズ#ニュージーランド#わらび pic.twitter.com/iBl6Arf2IA
— 巨 (@toripedia) September 29, 2019
オールブラックスのハカは勢いはカマテが好きだけど歌詞の意味まで取るとカパオパンゴの方がかっこいい
— ボルゾイ (@Borzoi0303) September 7, 2019
ハカ【カパオパンゴ】の動画
ハカ【カパオパンゴ】の動画はこちらです。
【カパオパンゴ】も凄まじい迫力ですね!
この【カパオパンゴ】実は、最後にする動作が喉を切り裂くようだと問題になったんです。
しかしこれには反論していて、自分たちの首をかけて戦うという意味の動作との説明がありました。
ハカのカマテとカパオパンゴの使い分けや選び方
ハカのカパオパンゴとカマテは対戦相手によって使い分けているという噂があるのですが、調べてみたところ、そのような理由で使い分けているわけではありませんでした。
オールブラックスの選手である、SHアーロンスミスさんが取材でこう答えていました。
「人々が思っているような理由ではないよ。確かにハカはオールブラックスにとってとても特別なものだ、でもそれは我々にとって最重要なものではないんだ。
キャプテンが誰にリードさせるか決めるんだ。そしてどのハカにするか言う、『今週はカパ・オ・パンゴで行きます』こんな感じさ。それはミーティングやその類の時に発表されるものじゃないんだ、その時(試合前)言われる」
引用:THE ANSWER
このことから「大事な試合の時は【カパオパンゴ】、その他の試合の時は【カマテ】で使い分けている」と言う噂は間違いだとわかりましたね。
ただ何なぜ【カマテ】を披露する機会が多いのかと言うと、2つの理由がありました。
- 【カマテ】はニュージーランドでは子どものころから慣れ親しんだ曲だが、【カパオパンゴ】はオールブラックスのために作られた曲であるため、新人が覚えるのに時間がかかる
- 新人が慣れない【カパオパンゴ】を披露すると、試合で緊張して縮こまってしまう
そのためどうしても、【カマテ】が多くなってしまうとのこと。
ニュージーランド人にとって【カマテ】は一般的なもので、子供でも踊れるし、『カ・マテ』を飲んだ時やパーティーの時なども踊るんだそうですよ^_^
https://t.co/z0vSKzyZgK
— シマアジ (@kakapolovesky) September 30, 2023
さっきラグビー試合の前にフィジーがシビやってて、そういや私が子供の頃NZで男子がマオリの踊る練習?みたいなのやってたな〜カマテってやつ🙄と思い出して検索したらオールブラックスがやってた これこれ
まとめ
今回は、「ハカなんて言ってる?日本語(カタカナ)歌詞と意味を調査!【カマテとカパオパンゴ】」について調査していきました。
ハカの歌詞は自分たちのチームの士気を高めるためや、相手への尊敬の意味があるんですね。
【カマテとカパオパンゴ】の使い分けも、大事な試合に【カパオパンゴ】という訳ではなく、単純にキャプテンが決めているだけでした。
【カマテとカパオパンゴ】の歌詞の意味や、使い分けについて知ることができたので、より一層試合前のハカを楽しみましょう^_^